インプラント アドバンステクニック

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PRP

PRP

1.治療の概要と手順
 PRP(platelet rich plasma)は多血小板血しょうとも言われ、傷を治すために必要な血小板が濃縮された血しょうです。この血しょうと、移植された骨を一緒に用いることで、骨形成や治癒を促進できます。これは上顎のうすい人にも可能なインプラントの方法です。この治療で必要なのは、基となる静脈血です。まず患者さん本人の腕から静脈血を採取します。
 PRP
そしてこれを遠心分離機にかけ、高濃度のPRPを取り出します。このPRPには創傷治癒過程に必要な成長因子が多く含まれています。採取されたPRPは濃度を調節しながら、骨移植材となじみやすいようにゲル状にします。上顎洞に、まず骨移植材を詰め、その上にこのゲル状になったPRPをびっしりとすき間なく詰め込んでいきます。これにより、強固な上顎が出来上がり、約半年間の治癒を待って、本格的なインプラント治療を行います。

2.特徴
 人間の上顎には、上顎洞という空洞域が存在しますが、この空洞域は臼歯部の近くにあります。臼歯部の骨は個人差があり、多い人、少ない人がいますが、骨が少ない人には骨移植が必要になります。PRPは骨移植を行わず、少量の自己血を骨移植材と一緒に使うことで、より速い骨の形成を助け、上顎に強固な骨を作ることができます。

3.利点と手術後のフォローアップ
 この治療方法の最大の利点は、骨移植を行わないで、少量の自己血によりインプラント治療に耐えうるだけの強固な上顎を作れる点です。PRPの手術後は完全に歯肉が治癒し、骨移植材とPRPが完全に結合するまでフォローアップをしながら、インプラント治療にとってベストな状態になるまで待ちます。