インプラント アドバンステクニック

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ザイゴーマ

ザイゴーマ

1.治療の概要と手順
ザイゴーマ(Zygoma-tic Implant)とは、頬骨のことです。上顎骨のうすい人にも可能なインプラントですが、現在、日本での臨床例は極めて少ないものといえます。 手術中、患者さんの頬の状態は、CTスキャンとX線で完全把握。外科手術ではやや大きめの手術になるため、局所麻酔をかけ、専属の麻酔医が常に心電図、血圧、脈拍数をチェック。万全の管理体制の中で行われます。
 ザイゴーマ
手順は、まずザイゴーマ(インプラント)を埋入する部位の歯肉を切開します。次にインプラント埋入ですが、頬骨まで達する必要があるため、通常のインプラント手術に使われるものよりも長い、50mm前後のインプラントを使用します。その後、カバースクリューを装着し、縫合して終了です。患者さんはその日のうちに帰宅できます。手術後は、5〜6ヶ月かけてチタンと骨との結合を待ちます。

2.特徴
人間の上顎には、臼歯部のところに上顎洞という空洞域が存在しますが、臼歯部の骨は個人差があり、多い人、少ない人がいます。骨が少ない人には骨移植が必要になりますが、ザイゴーマの場合、上顎洞の空洞域に骨を作らず、そのままインプラントでつなげて、頬骨にインプラントの先端を埋入するという方法をとります。通常のインプラント治療で使われるフィクスチャーの長さは、長いもので7〜20mm。ザイゴーマではその倍の長さのものを使います。これは頬骨まで達する長さが必要になるからです。

3.利点と手術後のフォローアップ
この治療方法の最大の利点は、骨移植を行わないことです。骨移植はせず、インプラントの埋入のみで、すべて終了するので、治療期間も短く、強固なインプラントが入ります。術後は、痛みはありませんが、多少顔面に腫れが出ます。これは膿みによるものではなく、頬の内出血によるもので、患者さんによっては、頬や目の下まで腫れる場合もありますが、いずれも時間の経過とともに、徐々にひいていきます。もちろん、術後のフォローアップも行います。治療期間が短いというメリットがあるため、これから国内でも需要が増えるインプラント治療のひとつと言えます。