インプラント手術前に知っておきたいこと Question4
Q1 インプラントの費用はどれくらいかかりますか?Q2 インプラントはいったい何年くらいもつのですか?
Q3 インプラントは100%骨にくっつくのでしょうか?
Q4 インプラントに欠点はないのですか?
Q5 インプラントは将来、体に悪影響を及ぼさないのでしょうか?
Q6 インプラントはどの歯科医でもできるのですか?
A. 欠点は3つあります。治療期間がかかること、外科的な治療が必要なこと、費用がかかることです。
まず、治療期間についてお話しましょう。患者さんの骨の状態、インプラントをする場所やインプラントのシステムなどによって異なりますが、おおよその目安として下顎で6〜7か月、上顎なら9〜10か月と、かなり長い治療期間が必要となります。
具体的にいうと、骨にフィクスチャーを埋め込む第1次手術をすませたあと第2次手術まで、骨とインプラントがしっかりと結合するのを待つために下顎の場合で3〜4か月、上顎で6〜7か月ほど期間をあけます。そして、第2次手術では歯肉を切り開いて、フィクスチャーの頭部を出し、上部構造との連結部分となるアバットメントを装着します。
その後、切開の傷が治るまで約2週間ほど待ちます。そしていよいよ、上部構造を取りつけますが、上部構造を作製のための型どり、かみ合わせの調整などに約2か月ほどかかります。これだけ長い時間をかけるのは、完成度の高いインプラントをつくるためです。ただし、通院回数はそれほど多くありません。手術で2回、手術後の傷口の消毒などで4〜5回、上部構造をつくるときに6〜7回通っていただく程度です。なお、システムによっては手術を1回ですませる方法もあります。この場合は治療にかかる手間が約半分になります。
次に外科的手術の問題についてですが、体にメスをいれるわけですから、外科的な危険性がない、といっては嘘になります。危険性は2つあります。1つは麻酔など全身的な危険、もう一つは局部的な危険です。全身的な危険の程度は抜歯と同じ程度と考えてよいでしょう。局部的な危険とは神経や血管を傷つける可能性を指します。しかし、術前に詳細に検査し、その結果に基づいた手術を行うこと、完全に無菌の手術室で執刀すること、麻酔を適切に管理すること、麻酔を慎重に管理することなどによって、外科的危険性は最小限にとどめることができます。 3番目の費用についてですが、今のところシステムや医院によって異なるのが現状です。また、上部構造に金を使うか、銀を使うかなど、材質の違いによっても金額は変ってきます。ブローネマルクシステムならば一本につき、30〜50万円と手術部位やケース、歯科医院により少し差があります。
いずれにしても、健康保険の適用を受けられないため、普通の歯科治療に比べてかなり高いことは確かです。
