インプラント手術後のケアについて知りたいこと Question6
Q1 総インプラントをする予定です。フィクスチャーを入れたあと、第二次手術まで半年もありますが、その間、以前に使っていた入れ歯は使えるのでしょうか?Q2 手術のあとの食事について教えてください
Q3 インプラントの義歯を使い始めてから、隣の歯が悪くなりました。また、追加のインプラントを入れないといけないでしょうか?
Q4 インプラント義歯は壊れることはないのですか?壊れたらどうするのでしょうか?
Q5 天然歯にある歯根膜がないために危険だといわれていますが、問題ありませんか?
Q6 おせんべいやステーキなど、何でも不自由なく噛めますか?
Q7 インプラントは歯槽膿漏になりますか?
Q8 インプラントは天然歯以上に、丁寧に歯を磨かなければいけないと聞きました。どんな磨き方をすればよいですか?
Q9 定期検診について教えてください
A. 天然歯で噛めるものは、何でも噛めます。せんべい、たくあん、フランスパン、肉類など、普通の入れ歯では思いきり噛めなかったものでも、インプラントなら大丈夫です。
犬にインプラントを入れて、どのぐらいの力でひっぱると、ぬけてしまうかという実験が行われたことがあります。その結果は、上あごで50キログラム、下あごで100キログラム。犬と人間をまったく同じに考えることはできませんが、インプラントが骨と強く結合していることがおわかりになると思います。
インプラントの力がもっとよくわかる例があります。アメリカのジョン・ターナーさんという、水上スキーのアクロバットを職業とされている方がいるのですが、じつは彼は総インプラントを入れています。そのインプラントで綱をしっかり噛んで、ボートに引っ張られながら、華麗に水辺をスキーですべっています。もし、入れ歯だったら、とうてい不可能なことです。このように、水上スキーまでこなしてしまうインプラントですから、天然歯とまったく同じように普通の食事をすることなど朝飯前です。ただし、セラミックでつくってある義歯は、氷やせんべいを食べると欠けることがありますから注意が必要です。
入れ歯では歯肉との間に食べ物の細かい粒やゴマなどがもぐりこんで、噛むたびに痛みを感じることがよくあると思いますが、インプラントではそういう問題も起こりません。 患者さんのなかには、「私は今の入れ歯で不自由していません」といわれる方もいます。 本当にそうでしょうか。おそらく、入れ歯とともに人生を歩むうちに、不自由に慣れてしまっただけではないかと思うのです。たとえば、あまり噛まずにすむように、無意識のうちに、おもちや肉は小さく切って食べているのではないでしょうか。スペアリブなど食べれそうにないものには、自然と手を出さないようにしているのではないでしょうか。
インプラントならば食べるものを選ぶ必要はありません。忘れかけてしまった好きなものを何でも食べられる幸せを、もう一度取り戻すことができます。 私の師である小宮山彌太郎先生はインプラント治療を終えた患者さんに「何でも食べてください。でも人だけは食べないでください」と話されます。そんな冗談をいうくらい何でも噛むことができるのです。
