インプラント Q&A

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インプラント手術後のケアについて知りたいこと Question4

Q1 総インプラントをする予定です。フィクスチャーを入れたあと、第二次手術まで半年もありますが、その間、以前に使っていた入れ歯は使えるのでしょうか?
Q2 手術のあとの食事について教えてください
Q3 インプラントの義歯を使い始めてから、隣の歯が悪くなりました。また、追加のインプラントを入れないといけないでしょうか?
Q4 インプラント義歯は壊れることはないのですか?壊れたらどうするのでしょうか?
Q5 天然歯にある歯根膜がないために危険だといわれていますが、問題ありませんか?
Q6 おせんべいやステーキなど、何でも不自由なく噛めますか?
Q7 インプラントは歯槽膿漏になりますか?
Q8 インプラントは天然歯以上に、丁寧に歯を磨かなければいけないと聞きました。どんな磨き方をすればよいですか?
Q9 定期検診について教えてください

Q4 インプラント義歯は壊れることはないのですか?壊れたらどうするのでしょうか?

A.大きな力が加われば壊れることはあります。壊れたときに、フィクスチャー自体が折れてしまわないように、義歯とインプラントをつなぐネジが意図的に壊れやすくつくってあるものもあります。

義歯はセラミックスでできています。強度は高いですから、簡単に壊れることはありません。ただ、長年使いつづけていれば、かみ合せで欠けたり、ぶつけたはずみで欠けてしまったりすることは考えられます。上部構造をネジで止めるタイプのインプラントであれば、上部構造の取り外しは容易です。修理して、またネジで止めれば元に戻ります。

なお、セメントでアバットメントに合着するタイプのインプラントでは、壊して外し、新しいインプラント義歯をつくりなおさなければなりません。 問題となるのはインプラントも壊れてしまった場合です。インプラントは骨にぴったりとくっついているためにふだんはビクリとも動きませんが、圧力が加わると、その力はすべて土台であるインプラントにかかってきます。その力があまりにも大きければ、インプラントが折れてしまう可能性が考えられるのです。最悪の場合には、インプラントに結合している骨まで折れてしまうこともありえます。

こういった万一の事態を想定して、ブローネマルクシステムでは、上部構造に力が加わったら、義歯とアバットメントをつなぐゴールドスクリューと呼ばれるネジが、折れるように設計されています。その名の通り、金で出来ています。 上部構造に過大な力がかかったときには、ゴールドスクリューはしなって、さらに強い衝撃が加わると折れてしまいます。折れてしまえば、土台であるインプラントに力がかかることはありません。ちなみに、折れたネジは新しいものに簡単に交換できます。

また、アバットメントとインプラントを止めるネジにも工夫があります。このネジはチタン製ですが、ネジのネックの部分をあえて細くしてあり、極度の力が加わると、折れるようになっています。この2つの安全機構が、ブローネマルクの大きな特徴の一つです。

じつは、ネジが折れないような構造にすることが大切である、と考える学派もあります。インプラントに力が加われば折れる。だから、まずオーバーロードにならないように、インプラントの本数を多くして加わる力を分散させ、インプラント1本1本に過重な負担がかからないように調整する。そのうえで、ネジをチタン製にし、くびれもなくして折れないような構造にすれば、インプラントは壊れることはないという考え方です。

現在ではこの2つの考え方がありますが、どちらも長持ちするインプラントをめざしている点では同じといえます。

Dr.Makoto Nishimura