アパットメント(支台)連結
インプラントが骨にうまく結合したならば、次は、インプラントとインプラント義歯をつなぐアバットメントを装着する第二次手術が待っています。第二次手術も局所麻酔をかけて行います。まず歯肉を切り開き、埋めこんでおいたインプラントの頭を露出させます。この段階で骨結合が得られているかどうかを確認します。骨がインプラントの上まで過度に成長している場合は必要に応じて骨の整形を行います。そして頭部に取り付けておいたカバースクリューを取り外し、インプラントの頭部を掃除してきれいにします。
アバットメントの長さは、歯肉の粘膜の厚さに合わせて決定しますが、第二次手術をする段階では、その厚さが正確には分からないことがあります。そこで、歯肉の治癒用の仮のヒーリングアバットメント(支台)、つまり一時的なアバットメントを、インプラントのてっぺんに取りつけます。最初から正式なアバットメントをはめこんだときは、歯肉を閉じた後に、アバットメントの頭部にヒーリングキャップというふたをつけて、歯肉の治癒を待ちます。アバットメントを取りつけたら、フィクスチャーと連結されているかをレントゲンで確認してから、歯肉を縫い合わせて、手術は終わりです。第二次手術にかかる時間は本数などによって異なってきますが、だいたい1時間以内には終了します。手術が終わってから一週間後ぐらいで抜糸をして、2~4週間経過したのち、歯肉の粘膜が治癒したら、ヒーリングアバットメントを外して、粘膜の厚さにあった正式なアバットメントにつけかえます。そして、上部構造を取りつける冠やブリッジと呼ばれる、かぶせのような物(補綴)の段階に進みます。